手抜き工事をする塗装業者

外壁塗装の悪徳業者の特徴とは?

自分の住んでいる家やマンション、アパートなどの集合住宅の外壁が傷んでいたり、汚れていたりという場合に外壁を塗り直す、と言ってやってくるのが塗装業者です。
外壁の塗装に問題があると、建物まで傷んでしまうということもあるため、商売だけでなく親切心もある業者も中には勿論いますが、反対に悪徳業者もいます。

外壁塗装における悪徳業者の特徴はいくつかあり、まず何の連絡もなしに突然訪ねてくるというものがあります。
営業マンがいきなりやってきて、外壁塗装をしますと言ってくる場合は少し警戒した方が良いかもしれません。
また、予算を超えていると伝えると何十万も値引きしたり、極端な額の値引きをしたりという業者も怪しいです。

この他、営業所は市内にあるけれども会社はよそにあるなど言う業者の場合、車のナンバーを見ることで本当かどうか確認できることがあります。
最近は、チラシやインターネットを見てこちらから申し込んだ場合でも、悪徳業者にあたることがあります。
このような業者は、住所だけ記載があって電話番号がないことがあります。
住所をネットで検索してみることで、その場所に本当に会社があるのかある程度確認することができます。
足場の代金を無料にしているところも、注意した方が良いでしょう。
外壁の塗装をするには、必ず足場が必要となりますが、この代金が無料ということは職人に使う経費が削られていて、手抜きにつながりやすいのです。
更に、営業マンは原則として塗装を行わないので、もし職人と一緒に作業をしている場合は気をつけるようにしましょう。

できれば、作業を行っているところをしっかり見ていると、手抜きをされても気づきやすいです。

業界用語を知って手抜きを見抜く

職人は業界用語で会話することがありますが、その業界用語を知っていれば、もし手抜きに関連するようなことを話している時にも気づきやすくなります。
「しゃぶい」や「しゃぶくする」という言葉は、塗料を規定より薄めている時などに使われます。
経費を削るために行うこともあり、気をつけて聞いているようにしましょう。

「ピン」や「リャンコ」という言葉にも要注意です。
外壁の塗り替えをした時に、塗り重ねた回数によって、ツヤ、品質や耐久性などが大きく変わってきます。
見積もり、契約の際に確認しておく必要もありますが、基本的には外壁塗装では下塗りをして中塗りをし、最後に上塗りをするという3回の塗りを行います。
悪徳業者が手抜きをする時、経費を削って利益を大きくしようとする時など、この塗りの回数を減らしてしまうことがあります。
中塗りの1回だけで終わらせてしまうことがあるので、かなり品質が下がってしまいます。
職人がピンで、などと言っている時には気をつけましょう。

事前にトラブルを防ぐには、契約の時にあらゆることをしっかり確認し、少しの疑問でもそのままにしないようにすることです。