振り込め詐欺の種類と対策
全国的に有名な詐欺行為
振り込め詐欺は、全国的に広まっている有名な詐欺です。
突然電話がかかってきて、「息子さんが事故に遭われてしまいました。手術費として100万円必要なため、今すぐ振り込みをお願いできますか」のような内容を話してきます。
電話に出た人は慌ててしまい、お金を詐欺業者の口座に振り込んでしまうという詐欺です。
振り込め詐欺への対策方法
振り込め詐欺は、さまざまな対策が考案されています。
まずは「見知らぬ番号からの電話には出ない」という方法があります。
知らない番号から着信があった場合、気になってつい電話に出てしまいます。
しかし電話に出ると上記のような詐欺の話をされてしまうため、最初から電話に出なければ大丈夫なのです。
ただ、大切な人からの電話には確実に出られるよう、電話帳の登録をきちんとしておきましょう。
また、「登録してある番号以外の電話には出ない」と相手に伝えておくと確実です。
すると電話をかけてくる人が、違う番号で連絡しないように気をつけてくれるはずです。
次に「相手の情報を詳しく聞く」ということが大切です。
「息子さんが事故に遭われました」のような話を聞くと、つい相手が誰なのかを詳しく聞かず、慌ててしまいます。
しかしまずは相手が誰なのか、信頼できる人なのかを確認する必要があります。
「息子さんと親しい友人です」のように答える人については、「息子についてどのようなことを知っているか」を確認しましょう。
職場を聞いてみたり、息子と日頃どのように接しているかを尋ねてみたりすると、つじつまが合わないことが出てきます。
このようなことが確認できたら、すぐに電話を切りましょう。
さらに「警察に行く」と伝えるのも効果的です。
詐欺をはたらく人はあなたを焦らせようとしてきます。
しかし「まずは警察に連絡する」ということを意識することで、冷静になることができます。
本当に善意から連絡してくれているのであれば、警察への連絡は必要なことと思ってくれるはずです。
「警察にはまだ連絡しないでください」のように話す人は、信頼しないほうが良いでしょう。
振り込め詐欺に引っかかりやすい人
振り込め詐欺に引っかかりやすい人として、「年配の人」が挙げられます。
振り込め詐欺で話される内容は、落ち着いて考えるとすぐに嘘だと分かることが多いです。
しかし年配の方は判断力が低下するため、危険な話と感じると、その時点で判断力や話をしっかりと聞く意識が薄れてしまいやすいです。
自分の年齢が高い場合や、家族に高齢の方がいる場合、振り込め詐欺に注意しましょう。
家族で協力して気をつけることで、振り込め詐欺に引っかかることを防ぐことができるのです。