危険なキャッシング詐欺
若者を狙った詐欺
老齢者と同じくらいに悪徳業者に狙われやすいのは、社会経験の浅い若者です。
特に、地方出身者で大学などへの進学のために単身で都会に一人暮らしをするようになった若者などは、悪徳業者にとってのかっこうのターゲットです。
一人暮らしの若者は、まだ経済観念が乏しく、お金の使い方や流れなどがよくわかっていません。しかしはじめての一人暮らしや都会での生活は大変に誘惑が大きいものでもあるので、ついついハメを外して自分の経済力を上回る買い物などをしてしまうようなこともあります。
そんなとき、「手軽に稼げる」「働く必要なく大金をゲット」「家族に秘密でできます」といった甘い広告文句などを見かけると、ついつい警戒心を弱めてやってみたくなってしまうものです。
若者を狙った悪徳商法は、まさにそんな若者特有の心の弱さに巧みにつけこむものが大半です。
キャッシングを利用した手口
若者をメインターゲットとした悪徳業者の中でも、特にその質が悪く、また被害額が大きいのがキャッシングを利用した詐欺行為です。
キャッシングとは、主に消費者金融系の会社が発行するカードをもとに、近所の専用CDやコンビニなどのATMで手軽に現金を借り入れることができるというシステムです。
最近ではカードの発行をしなくてもインターネットやケータイからの申込だけですぐ所定の口座に振込をしてくれるスピードキャッシングなども有名になってきているので、まさにいつでも誰でも借金ができるようになっていると言えます。
キャッシングという業務それ自体は悪というわけではなく、上手に利用をすることができれば月末のピンチや急な出費、一時的にまとまったお金が必要な旅行や資格取得費用などにあてられる大変便利なものです。
問題なのはそのキャッシングをする業者の中には、いわゆる「ヤミ金」と呼ばれる悪質な業者もまじっているという点です。
ヤミ金とは、事前の審査などをほとんど行わず本人確認ができる書類があればすぐに多額のお金を貸しつけてくれる業者です。
ただし審査が甘い分金利が非常に高く、言葉巧みに必要以上の金額を貸し付けられて、返済ができずに放置していた結果、数百万円もの借金にまでなってしまうようなこともよくあります。
ヤミ金であるかどうかの判断はそれほど難しくはありません。貸金業法に基づく登録の有無のチェックといった、ごく基本的な方法だけでもかなり自分の身を守るためには役立ちます。
詳しく説明をしているページを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。