LINE乗っ取り詐欺
有名人にも急増LINE乗っ取り詐欺
2014年上半期で最も有名になった新しい詐欺方法といえば、このLINE乗っ取り詐欺でしょう。
手口を簡単に説明すると、まず既存のLINEアカウントからパスワードを大量に盗み出して勝手にログインをし、登録をされているアドレスに片っ端から「今忙しいですか?手伝ってほしいことがあります」というようなメッセージを流します。
それに何らかのレスポンスをすると、次にコンビニなどでiTuneカードを3万円~5万円分購入するように指示してカード番号を写メにして送ってほしいように言ってきます。
そこでまんまと送ってしまうと、そのまま相手はその金額を受け取って行方をくらますという寸法です。
この詐欺のポイントは全く知らないアカウントではなく知人のアカウントを通じて送信されてくることで、一瞬本当に知り合いが困っていると錯覚してしまうことです。
アカウント乗っ取りをされないために
この詐欺の前提になっているのは、既存のLINEアカウントとそのログインのためのパスワードの漏洩です。
この乗っ取り被害は有名人などにも広く起こったらしく、あちこちでネタとして扱われるまでになりました。
そもそもなぜこれほど大量にパスワードの漏洩が起こってしまったかということについてはいろいろな憶測がされていますが、どうも他のサービスサイトのIDとパスワードが流出したことにより、同じものをLINEで利用したらログインできるという“使い回し”をしたことによると言われています。
被害件数は減ったものの完全になくなっているわけではありません。
今後同様の詐欺被害を起こさないためにも、普段から同じパスワードやIDの使い回しは避けるようにしていきましょう。