メルマガ作成の内職詐欺

副職の勧誘に注意

仕事を募集するかのように装い、実際には応募者からお金を多く巻き上げようとする詐欺の手口は昔からありました。
それがより現代的になって巧妙さや悪質さを増したのが「メルマガ作成の内職詐欺」です。

「メルマガ作成の内職詐欺」の一般的な方法としては、まずさまざまな方法で仕事を募集しそこに応募してきた人にまずは簡単な文章作成の仕事を任せます。
募集の段階では通常のアルバイトなどに比べてかなり高額の時給や報酬額を提示してあり、最初の数回分はその通りの報酬金額をもらえるということもよくあります。

ですがそれは最初の数回のみで、しばらくすると約束をした金額が支払われないようになったり、仕事の内容に難癖をつけられ非常に安い金額になったり、場合によっては全く報酬が支払われなくなったりします。

そこで普通は契約者は仕事の解約を申し出るものですが、それを待ち構えていたかのようにあたかも別の仕事に誘導するかのようなことを言って来られたりします。
または「解約をすると違約金が発生する」として非常に高い金額を支払うように言われたりします。

別の仕事へ誘導する場合にも、その仕事をするためには研修を受ける必要がある、特定の資格をとらなくてはいけない、特定のアプリケーションを必要とするので自腹で購入をしなくてはいけない、といった理由で支払いを求められたりします。

特徴としては、次から次へと応募者側が言ってくるだろうことを予想しているので、逃げ道を塞ぐように支払いを求めたり次のステップを案内したりするということです。

こんな人がよく被害にあっています

メルマガ作成詐欺でよく被害者となっているのは、専業主婦や失職をしたばかりの人、副職をしてでも収入を増やそうと思っている在宅時間の長い人です。

またネットを利用する時間が長く、ネット上の情報を必ずしも正しいものというふうに自然に思い込んでしまっているタイプの人もよくひっかかってしまっているようです。

ネットをしているとよく広告で「誰にでもできます」「在宅で月○○万円の副収入」といったような、さも簡単に稼ぐことができる仕事であるかのような文言を見かけたりします。
Web上で仕事をしてくれる人を探すという方法は今ではかなり当たり前になってはいるものの、その全てが善意で行っているというわけではありません。

その仕事募集が本当にきちんとした内容のものかどうかの判断をするためにも、安易な甘い話には乗らず話の内容に怪しいところはないかしっかりと考えながら仕事をしていくことが大切になります。

怪しい業社の見分け方

仕事を募集している企業が詐欺目的であるかどうかを見分けるための最も大きな判断材料となるのは、仕事を募集している側から応募者に対してどのような形であれ金銭の支払いを求められるかどうかです。

ネット上での仕事に限りませんが、一見仕事を募集する体で研修費や設備費という名目でお金を巻き上げようとする手口は昔からよく行われています。

最初は数千円~数万円の少額であっても、一度支払いをしてしまうとカモ認定されてしまい、次々と支払いを求められたりします。
支払った側も、最初に支払いをしてしまった手前それまでの金額惜しさに次の支払いに応じてしまうということもよくあります。

見分け方のもう一つのコツは、その仕事が本当に「誰にでもできること」かどうかです。
普通に考えて全く未経験の人間が誰にでもできる仕事をして高収入を得られるということはありません。

ネット上で仕事を探すときは普段以上に細心の注意を払い、怪しいと思ったらすぐに最寄りの消費者センターなどに相談するようにしましょう。