若者の夢につけこむ詐欺
誘い出しが多い
今回ご紹介する詐欺は、若者に人気のSNSを使った詐欺事件です。
国内でも約1000人以上が被害にあっているとして有名になりましたが、総額では約10億円の被害が出ている詐欺事件でもあります。
SNS詐欺とは、どのような詐欺なのかを案内していきますが、詐欺の手口が多岐にわたりすぎているので、今回は有名なもののみ案内させていただこうと思います。
まずSNS詐欺で最も多いのは夢を語る詐欺です。
人によっては、SNSで「同じ趣味の人」と付き合っている人はいるでしょう。
そのような人を狙って一般会員のふりをし、最終的に夢を叶えてくれる人物として出会いませんか・・・と連絡を受けるのが、SNS詐欺の大きな特徴です。
念願かなってそのような人物に出会えた、有名なプロダクションに所属しているという人らしいから信用して良いかも、ということでこの誘い出しに載ってしまう人はいます。
ですが、このような人と出会っても状況は一切進展しません。
誘い出した後、仲良くなってからは「お金の話」ばかりが口から飛び出る流れとなっているからです。
良く出てくるものでは、「自分は紹介役としても働いているから、良ければ数万円で有名なプロダクションを紹介するよ」という話が良く出てくるでしょう。
ただ、このような人物ほど自分の背後関係を知られると困るため、実際にどのような人物であるか聞いてみると、簡単にSNS詐欺に引っかからずに済むこともあります。
ただし、このSNS詐欺には発展形があるので注意してください。
プロダクションも含めて偽りなのに、SNS詐欺のために特定の人物を騙すという手口も存在するのです。
プロダクションのようなものは存在しますので、それを信じてしまい騙される若者も世の中にはいます。
長く騙し取られることも
SNS詐欺でもそうですが、若者の夢につけこむ詐欺というのは1回だけでは終わらないことが多いです。
「今回は紹介してもダメだったけど、別のプロダクションなら・・・」ということで、また紹介料を騙し取られる人もいるからです。
ただ、このような紹介を行っている人物は、この相手であれば何度でも騙し取れると思っているので、早い段階で警察に通報しておくと逮捕できることもあります。
わざと悩んでいるふりをして、警察に事情を説明しておくと身の安全を確保できるのです。
警察を頼りにするのは嫌という人も、他に頼りになる人物がいない場合は警察を頼りにしたほうが無難でしょう。