八葉グループ事件
要は利殖と同じ
八葉グループ事件の概要を案内させていただきますが、八葉グループ事件とは、儲かるという話だけで投資金を募る詐欺行為として知られている事件です。
ただ、八葉グループ事件と似通った事件はたくさんありますので、昔から国内で良く見られる事件の1つでしかありません。
八葉グループ事件の場合は配当金を謳っているものです。
「預けておくとお金が配当金で2倍になる」ということを謳っていたのですが、多くの人はこのような誘いに乗ってしまい大損をしてしまう結果となりました。
ちょっと考えればわかる問題・・・という人もいるでしょう。
ですが、詐欺というのは詐欺であることが明らかになるまでは、詐欺にかかっていないという心理が働きます。
要するに、詐欺にあっているかも知れないから疑ってみる、もしくは投資そのものをストップするという判断が難しいのです。
実際に八葉グループ事件の被害者は個人だけではありません。
自転車操業に等しい営業で迷惑をかけてしまった企業も存在しますので、八葉グループ事件で儲かった人というのは一部の関係者だけなのです。
このように詐欺行為といっても、利益を得られる目的で行われているケースは少なく、八葉グループ事件のように会社が傾いているので嘘をついてでも投資金を得よう・・・と考えている人もいます。
ただ、八葉グループ事件のような事件は早い段階で警察などの調査も入っていたので、ニュースなどに詳しい人であれば怪しい話であることも、すぐに理解できるはずです。
また、配当金が2倍というのも非常におかしい話でしょう。
というのも、多くて1割前後で利益が発生する程度だからです。
そのため、配当金というのは会社の関係者、組員などが得られるものとして存在しているだけで、投資などで有名な商品でもありません。
あまりにも美味しい話であれば、最初から疑ってみるようにすることが肝要です。
このような話に乗ってしまう人ほど、今まで投資で設けたことがない人のほうが多いという統計も存在します。
マルチ商法ってなに?
八葉グループ事件はいわゆるマルチ商法に分類されます。
マルチ商法とは、商品を多くの人に譲っておく形で大元は販売を行わない仕組みの詐欺行為です。
マルチ商法のお客様になってしまう人は、商品を売るほど自分の手元にお金が入る仕組みのため、商品を買取ってからは他の方に売るという行為に及ぶのですが、一部の人しか売ることができないため儲けがまったく発生しません。
そのため、マルチ商法は大元以外は儲からない仕組みとなっているため、詐欺事件で目にすることが多い商法なのです。
このような商品は、あまり知られていない商品が多いことでも有名なので、知名度の低い商品を安易に買い取らないほうが賢明です。